山でクマに会う方法
面白いタイトルだったので借りてみました、表紙の肉球がイイね!
熊フェチにはたまらない一冊です。
先ずはパラパラと目を通してみる。
クマは黎明薄暮(れいめいはくぼ)の動物、秋は早起きしてクリの木が混じる里山の雑木林は会う確率が高い。
靴は足音が立たないよう底がラバーのもの、服装は黒っぽくて目立たないものがよい。
恐怖心を煽る熊出没看板は人間が立てたもので、山菜の宝庫によく立っている、それより熊の(※)フィールドサインを見逃すな。
マタギと仲よくなれ、冬から春は穴を探せ、夏は沢に集まっているetc.
探して見つけてくれと言わんばかりの内容がずらずら〜と書かれている(笑、これは期待できそうだ。
熊に会いたくない人は全て逆行動すればいいわけです。
これからじっくり勇んで読んでみます。
(※)フィールドサイン=野生動物の痕跡
クマの爪痕
2010.11.07撮影 福井県自然保護センターの森
付きたてホヤホヤ
熊棚
2010.11.07撮影 福井県自然保護センターの森
熊棚を作った犯人は
クマだな(、、申し訳ない)
熊は樹上で実を手繰り寄せて食べるからどうしても枝が折れてしまう。
その折れた枝を捨てる場所が無いし邪魔だし、これはクマったな〜、、そうだ!自分の尻に轢いておこう!と、出来た座布団状のものが熊棚です。
クマ剥ぎ
2014.06. 01撮影 越前甲
樹の皮を剥がす行為をクマ剥ぎといいます。
病気になり弱った樹が自己防衛の為に樹液の糖度を上げる、その樹液を舐める為(集まった蟻を食べる為)に皮を剥ぐ。
クマ剥ぎ行為は樹皮を少し剥がす場合と、全て剥がす場合があります。
全て剥がされた為に枯れてしまって赤茶に変色した杉です。
このように増えすぎた樹の間伐行為をして、林業に貢献しているのではないか?というクマ剥ぎ説まであります。
野性の感覚というかなんというか、、
熊という漢字は能ある4本足と書くから頭が良い、弱った樹&不要な樹がわかるのかもしれないね。
熊の糞
2014.09.20撮影 文殊山
みなさんも熊を探してみてください。
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